1月9日、10日の研修を終えての感想
当院の従業員保健は、人事課の管轄になっている。しかし、結核の接触者健診、入職時のT-スポット、インフルエンザのワクチン接種、ノロウイルスのサーベイランスは、感染管理室が行っている。針刺し曝露に関しても、感染管理室がフォローを行い、場合によっては、相談も受けている。
感染管理室は、感染管理認定看護師(以後ICN)とICD、時に、ICTのメンバーの力を借りて業務をおこなっている。
衛生委員会は開催されているが、部署ではなく委員会であり、委員会メンバーは全員兼任で仕事をしているため、衛生委員会のメンバーであるICNに仕事がまわってくることが多い。
今回の研修を受け、従業員の健康管理はそれだけを行う専門の部署が必要で、健康管理と感染制御とは別であるということが理解できた。ICNの業務軽減のためにも保健部の存在は必要だと思った。しかし、日本ではほとんどの病院が、感染管理室か、人事課が兼任で行っている。当院では、職員の健康管理を独立した部署で持つには、まだ何年もの月日が必要だと感じました。 |