ダブリン(アイルランド)へ行って来ました! パートⅠ

皆さん。こんにちは。4月14日(日)~4月18日(木)(現地3日間です)にアイルランド行って来ました。今回の目的は“SURE WASH”という商品の説明を受ける為です。これは以前このブログでもご紹介しましたロンドン大学で既に使用を始めている“手の衛生教育機械”で、日本で言ういわゆる“グリッターバグ”よりもハイテクノロジーを駆使した機械なのです。紹介は後でいたしますが、それと同時に病院を3つ訪問しましたのでそれもご紹介しましょうね(かなりハードでした。ふぅ~)
今回はロンドンヒースロー空港まではJALで行き、その後乗継で“エアリンガス” というアイルランドの国営航空に乗継ダブリンに着きました。
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タブリン空港はモダンな新しい空港でしたね。
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ホテルは“ヒルトン ダブリン”とても綺麗なロケーションもバッチリなホテルでしたよ。ホテルに着いた時には20時くらいだったのにまだ明るかったです。
IMG_5629初日は夕食後、そのまま就寝明日からのハードスケジュールに備えました。

サーベイランスも電子化へ! Loyola University Medical Center

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この病院は2011年3月にも訪問しましたが大学病院で色々な情報があることと、何よりもフレンドリーなICPであるアレックスさんがいるので今回も(2014年4月10日)訪問してディスカッション&ラウンドをさせてもらいました(アレックスさんありがとう!何だか異国の兄弟のような感じ?)彼はこの2年で感染対策のマネージャーに昇進していましたし、現在3名体制であるところが、5名体制になるということでした。そして、もともと1名データアナリストと呼ばれるプロジェクトを管理し統計学ができる人もいるということです(羨ましいですね)
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前回もそうでしたが、今回かは更なる進化を遂げていましたサーベイランスシステムについて詳細に説明をしてくれました。簡単に記載しますと、培養検査の結果がでると、それに患者の電子カルテから“自動”で色々な情報を引っ張ってきて“250のアルゴリズム”に情報を引っ掛けて自動的に振り分けてくれ、感染なのか、そうでないのかを電子的に判断してくれるシステムだそうです。もちろん最終的にはICPの方で判断することになるということですが、精度がかなり良いと言うことでした。これにより仕事の50%の割合で時間が割かれていたサーベイランスが、25%となりその実践への関与がもっとできるようになったそうです。今後もっと精度が上がるようにメーカーと常にタイアップして更新しているようです。また、これを使用すると当然ながら汚染菌も除去(汚染菌を検査に出すのは無駄金ですからね)してくれますし、アンチバイオグラムも病棟別で作成でき、更に、抗菌薬も指示してくれるなど、まだまだたくさんのことをやってくれると言うことでした。そして、このような結果から感染率低減の為の次年度戦略ができるわけですよね(下記写真)。
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凄いですね!彼曰く『サーベイランスの未来形』と言うことで、これがまさしく“電子サーベイランス”と言うことらしいです。他にも似たような様々なシステムがあるようですが、彼はこのシステムが一押しのようでした。日本でも早くこのシステムが使えるようになれば良いですね(なるのかなぁ?)
先程の写真にもありますように、この2013年戦略の中で、CLABSIの対策としてこんなのを採用したようですよ。これ絶対便利です!
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これは生食のシリンジとアルコールキャップ(閉鎖式の部分に使用する蓋)が一体化したシリンジです。つまり、生食のシリンジの内筒の指で押す部分のシールを剥がし、ショットした部分にアルコール付のキャップ(写真のオレンジの部分)を使用して閉鎖しそのまま消毒できるシステムなんです。これなら毎回アルコールの蓋を準備しなくても、あるいは、蓋を現場に持っていくのを忘れることありませんからね。いつも思うのですが、諸外国の製品は常に実践現場が使いやすいように工夫がされています。日本の製品は何故かそれがあまりにも希薄です。これを読んでいる企業の方々!!ご自分の世界に入るのではなく、実践現場の医療従事者の、特に、感染対策をやっている医療従事者の方々のお話に耳を傾けてくださいよ。自己満足せずに!!
さて、少しお話を変えます。シカゴのあるイリノイ州は、独自の規制が色々とあります。そのひとつとして陰圧室がありまして、陰圧と陽圧を切り替えるようにしてはいけないようです。
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このことはこのブログでも何度かお見せしましたが、他の州では“陰圧、陽圧”は切り替え自由な設計となっています。米国はこのように州により規制が違いますので、皆さんも色々な方の講演を聞かれることがあると思いますが、あくまでも、その方が見てこられた病院のことであるという認識をもって聞いてくださいね。もちろん、見てこられた方のお話は紛れもなく事実ですが…
まぁ今回もこれぐらいで止めておきます。読んでいる皆さんのお疲れが出ませんように… では、また。

バンドルもやり方は千差万別 でも関らずやってます バンドル

この前のブログでご紹介したHOLY CROSS病院でICUに行った時のお話をしましょうね。その前にCCUの入口にはこのようなボードありましたよ。なんか可愛くて注目引きますよね。壁に“お静かに!”なんて貼られていても誰も見ないでしょ。皆さんところにもこんな工夫の効いたのありますか?
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このブログを呼んでいただいてお分かりのように米国のバンドルはどの病院でも必ず用いられていますね(バンドルの詳細はホームページの“情報発信”をご覧くださいね)。でも、やり方は“千差万別”です。ここではまず病棟の廊下のボードにこの写真のようなものが掲示されていましたよ。
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折角ですから、ひとつづつアップで見てみますか?
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このように患者さんやその家族や、全ての医療スタッフが目につく形でバンドルを記載するのは良い方法ですね。そして更にこのCCUの入口にはこのような掲示物もありましたよ。こりゃ良いですね!
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このような“可視化”は医療スタッフのMotivationを大いにかき立てますよね。何か実際に実施するならこのような可視化をして、現場力を引き出す手法は、ほんと外国の方々は“上手”です。皆さんも日頃良いことを沢山しているのですから、もっとうまく可視化してくださいよ。全ての人々の為にです。では、また。