RAYMOND G.MURPMY VA MEDICAL CENTER 訪問しました
学会中ですが折角アルバカーキーに来たのですから、病院を訪問させてもらうえるようにIAHCSMMに依頼して(これいつもかなり無理を聞いてくれてます)4月30日(月)に午前、午後で2つの病院を訪問しました。まずは午前中はRAYMOND G.MURPMY VA MEDICAL CENTERという在郷軍人病院(病院名に“VA”と付くのがこの同じ系列の病院)です。いつもながら、全て書ききれませんのであしからずご了承を…
軍人のモニュメントがあるのが特徴的ですね!
228床で平均在院日数は内科で3.5~4日、外科で1.5~2日と言うことですが、在郷軍人病院のために帰宅できない人を長期に渡り見るユニットが40床あり、スタッフは2.500名いると看護部長(写真左端)が病院の背景についてお話をしてくれました。
Infection ControlについてはCarol H.Mooreさん(写真右から二人目の方。色々な話をしていて知識の広さと深さを感じました!)が、色々とお話を聞かせてくれました。この方の感染対策の守備範囲はこの病院だけでなく、関連の13のクリニックも見ているということです(これ、忙しいそう!)VA病院は、米国どこに行っても同じ質を提供できるようにVA病院のトップから指導を受けているおり、例えば、MRSAプログラムでは、MRSAスクリーニングを入退院時に実施することになっていると言うことでした(退院時にも行っているのが特徴的!)。写真の右端の方は、セントラルサービスの責任者のSusan Heywardさんです(あとでセントラルサービスは説明しますね)とにかく、皆さん親切に受け入れてくれました(写真の笑顔がそれを物語っているでしょ!!)
まずは手術室に行きましたが、ここは入り口でマネージャーの方と手術室スタッフ数名との立場話でしたので写真ありません。手術室は8室(1つは膀胱鏡専用)で、手術件数は18~25件/日だそうです。日本の228床の感覚では手術件数多く感じるでしょ。だから在院日数も当然短くなりますよね。このミーティングで素晴らしいなと感じ所は色々とありましたが、フラッシュ滅菌(日本でいう重力置換型ハイスピード滅菌)は現在“0”件で、ここまで来るのに3年かかったと言うことでした。日本の外科医の方々!日本ではあまり触れられていないので、これをお読みの先生方、是非、関連の学会、研究会で取り上げてくださいよ。SSIは“複合要因”なんですから!!また、人工関節、心臓血管外科の手術に関して全例ムピロシン5日間プログラムと言うのを実施しているということでした。それは手術前2日前から手術後3日間実施するらしいです(これかなり強烈ですよね。でも日本でも必要かも…)
救急室では、バイオテロに備えての受け入れ室があり、1回/月に訓練しているということでした(さすが、軍の病院!)日本での一般病院では何だか忘れ去られていません?最近…
この“全身スーツ”凄いなぁ!
シャワー室
救急室内で色々とディスカッションできましたが、個人的には胃チューブのエアフィルター面白かったなぁ。これ日本でもあるのかなぁ?私が知らないだけですよね?
つまり、空気は通すが、胃液などの液体は外にこぼれないという感染対策にとっても良い商品ですね。あと、感染対策には関係ありませんが、輸液を温めるシステムで写真のもの面白かったですね。これも日本にもあるのかなぁ?
ひとつ“error”表示が出てました。“今日に限って”というパターンですね…
もちろんしっかりと陰圧室も完備されていますよ!
続いて、SICU(外科ICU)を視察しました。ベットは10床です。
彼女がここの責任者で名前忘れた!すいません!ちなみに彼女が抱いているのが、単なるクマのぬいぐるみでなく、心臓手術した方全員にもれなくプレゼントされるぬいぐるみです。わぁ~。いいなぁ~っと言う方(確かにそうだが…)。もっと奥が深いですよ。このくまのぬいぐるみ!それは、術後“咳”をする時に傷口が痛まないように、このくまちゃんをしっかりと抱いて傷口に押しやり、そして、しっかりと咳をするためのクマなんですよ。彼女自身も心臓手術を受けたそうで、このくまのぬいぐるみとても助かったと自身のお話をされていました(自身の話は説得力ありますね)
感染対策のお話で米国で“お初”のもの見ましたね。それは多くの病院で隔離カートを使用していましたが、この病院では写真のようなつるすタイプのものでした(何だか日本的)何でも、感染対策のCarol H.Mooreさんがどこかで見つけてきたらしい!汚れたら洗濯もできますしなかなかこれ面白いですね。廊下が狭く、清掃も行き届かない、しかも、コストをかけてもらえないので、日本でもこんなのの方が良いかもしれませんね。どこかメーカーさん作られたらどうでしょう!相談のりますよ!!
隔離サインもまた今まで色々とこのブログでご紹介したものと違った感じですね。
あと、感染対策のCarol H.Mooreさんが、術後ドレッシングで採用を検討しているもので写真のものを紹介してくれました。彼女すごく気に入ってましたね。
さらに続きまして、MICU(内科ICU)12床を訪問し、聞いたお話しや、見たものをそのままご紹介しましょうね。
救急カートですが、しっかりと“ダストコントロール”されてますよ!ナイロンでカバーされてるでしょ。日本ではなぜかいつ洗濯したか分からい“緑”or“青”の“布カバー”なんですよね。
血液ガス採血キットもキッチリと“穿刺用”と“ライン採取用”でキット化されたものを使用していましたね(これも日本にありますかね?)キット化すると手順も整いやすいですよね。
この手袋何ら日本でも見かけるものと変わりないと思いますが、私がよ~く見て思ったのですが、実はこの手袋は箱の中のものが全て“ナイロン袋”に入ったものが外箱に入っているんです。確かに外箱が“濡れる”ことありますよね。それでも中の手袋は汚染しないわけです。私、個人的には大切なconceptであると感じましたが、皆さんどう思います?
日本でもそうですが、薬品冷蔵庫の温度管理とても重要ですが、このセンサー何と3ヶ月間温度を記録してくれるセンサーらしいです。あとはコンピューターにつなぐだけでOKなんて便利ですよね。紙に毎日記録するより…
内視鏡室では、デモンストレーションしてくれました。親切!
日本の内視鏡は感染対策もレベルが高い(はず…)ので、あまり参考にならないかもしれませんが少し記載しましょうね。このシンクは専用の洗浄シンクで、その後の消毒ユニットと一体で作業が行えるものです。例えば、内視鏡の内腔に日本では注射器で酵素液を注入していることを良く見かけますが、これは洗浄ユニット段階で専用チューブ(これは消毒器でも使用)を取り付け、ポンプで酵素液を自動で注入してくれ、その間に外側を洗浄します。
さらに洗浄終了後は、洗浄で使用した内腔を洗浄したチューブを接続したまま消毒器に持っていき使用します。これ便利ですね。
もちろん使用後は毎回シンク自身も洗浄しますよ
お話は全く変わりますが、PICCナースにも会い色々とお話を聞くことができました。この病院では2名で対応しているそうです。
長期の抗菌剤投与などが最初から分かっている時には、最初から彼らがPICCラインを超音波下で挿入するということでした。また、何でもこの病院は、鎖骨下静脈以外はPICCナースで挿入できるらしいです(スゲ~)
この物品は日本でもありますね。彼としてはCHGスポンジドレッシングが入っていないのに不満があるということでした。
さて、セントラルサービスですが、今、ホットな話題としてはジョイントコミッション(米国の病院機能評価)では、内視鏡に注目しているということでした。米国ではジョイントコミッションが動いたら病院は絶対動きますものね。
私は色々と説明を受けた中で“凄いなぁ”と感じたのは職員教育でした。いわゆるコンピテンシープログラム(働くうえで必要な知識、技術と言うこと)です。年1回必ず受けなければなりませんが、その種類の多さに驚いたわけです。な、なんと、58種類の標準作業手順書(メーカー指示書から作成)の教育を受け、その後、実践 or テストを職員が全員受けているのです。これは本当に凄いことですね(確かに、セントラルサービスの器械・器具は年々複雑になりますからね~)日本でももっと厳しくいかなきゃ、器械・器具の進歩に職員がついていけない感じがします。
器械・器具は滅菌前にキッチリとメインテナンスされてますよ。
この機械は、滅菌後にビニール袋に入れ、濡れ、汚れ、埃から滅菌物を保護するものです。もちろん完全乾燥後、熱が冷めてからですよ!(当然か…)ラッピングしたものなどには最適ではないですかね。日本こそ必要だと思いますが、皆さんどう思います?
ビニール袋がかかっているのが見えますか?
と、まぁまだまだありますが、ここいらで一度終了しましょうね。記載している私が疲れたので、読んでくれている皆さんもっと疲れてますよね。すいません。ほんといつも長くて。それでは、また。
2012年5月1日 12:02 PM|カテゴリー:未分類